職員室だより

創立記念日 9月6日

創立記念式 園長式辞
 おはようございます。
 今日は幼稚園の創立記念日、幼稚園が生まれた誕生日です。ここ美田園わかば幼稚園は東日本大震災のあとに建てられ4年目ですが、震災の前は閖上わかば幼稚園といって震災の津波でみんな流されてしまった閖上という港町にありました。今日の創立記念日は、その閖上わかば幼稚園が誕生した記念日です。ここに写真がありますが、この佐々木とくよおばあちゃんが、今から62年前に閖上で幼稚園を作りました。
 その当時は、大きな戦争のあとで、日本中で子ども達が学べる幼稚園がありませんでした。そこで宮城県では、それぞれの地域で、土地を持っていて建物を建てて幼稚園を開いてくれそうな人に頼んで、民間の力で幼稚園を作っていった時代でした。増田のまちでも、造り酒屋の老松酒造が「なとり幼稚園」を作ったのもその頃でした。閖上では当時の閖上小学校の校長先生、笹原博先生が、「これからの時代には幼児教育がぜひ必要だ。幼稚園をぜひ作って欲しい」と説き、それに応える形で、閖上で浪の音を造っていた造り酒屋の社長とくよおばあちゃんが幼稚園建設に取り組みました。そして昭和30年9月6日に閖上わかば幼稚園が誕生しました。今から62年前のことです。最初の第一期生は園長先生と同じ歳の園児たちでした。皆さんのおじいちゃん、おばあちゃんの時代でもありますね。それから、ずっと閖上のまちで多くの卒園児を送り出してきました。いま教育実習に来ている二人の先生も閖上わかば幼稚園の卒園生です。

佐々木とくよおばあちゃんがその頃、子ども達によく言っていたのが「悪いことすんなよ」「役に立つ人になれよ」の二つでした。やっていいことと悪いことの分別をしっかり身につけ、人の役に立つ人になるための勉強と努力をしなさい。ということです。これは今に通じますね。皆さんも幼稚園を作った佐々木とくよおばあちゃんの言葉をしっかり守っていってください。

今日は、もう一つお話しがあります。それはわかば幼稚園の園歌「のびるわかば」についてです。皆さんがいつも歌っている園歌。これを作った人が誰だかわかりますか? 園歌の額に作詞・作曲 佐々木加知枝と書かれています。佐々木加知枝先生は私の前のわかば学園の理事長先生でした。佐々木とくよおばあちゃんの娘で、私の奥さんでもあります。とくよおばあちゃんは今から20年ほど前に亡くなりましたが、まだ元気だった頃、加知枝先生が、わかば幼稚園の子ども達がこうあって欲しいという願いのすべてを込めて作ったのが、この園歌です。歌詞の意味をよく勉強して、祖父母参観でもおじいちゃん、おばあちゃんに聞いてもらえるようにしっかり練習して下さい。

幼稚園は地域の皆さんはじめ、多くの方々の協力で成り立っています。皆さんが、この美田園わかば幼稚園でこれからも元気で、しっかり学べるよう、これからもお家の皆さんとともに、先生方が一生懸命応援していきますので、一緒にがんばっていきましょう。